現代美術のすすめ SOPHIE CALLE EXQUISITE PAIN from the Hara Museum Collection

現代美術のすすめ SOPHIE CALLE EXQUISITE PAIN from the Hara Museum Collection

原美術館でソフィ カルの世界にはじめて触れた

2019年1月のある日 わたしは原美術館へ向かった

1年後の2020年12月で原美術館の閉館が発表されたことで

なるべく今後の展示に足を運びたいと思ったから

現在会期されているのは

「ソフィ カル ー限局性激痛」原美術館コレクションより」

無知識のわたしは当初すごく痛い作品が多いに違いないと思った

詳細を調べないまま現地へ行った(詳細こちらオフィシャルでどうぞ

ちょうどその日 その時間

原美術館学芸員の方による解説が行われ わたしは参加することができた

午後2時半頃 約30分

日曜祝日のみです

そこで話されたことは 原美術館の歴史のこと

そして ソフィ カルー限局性激痛の作品の流れ(見方)について

ここで聞いたことは作品を見るときの解釈の仕方に大きく影響するため

見るかみないか判断を委ねたい わたしは聞いてよかった

聞いていなかったら何が何だかわからなかった部分があったかもしれない

学芸員の方は

「作品解釈はそれぞれだから

わたしがお話することは忘れてみてほしい」

と話された

この内容を見る方は最後の項目をチェックね

原美術館とは

原家の邸宅である洋館にて1979年現代美術専門の美術館として開館

素人目でもため息がつくようなモダンな建物

門から入ってすぐ現代美術が複数点在する

空気感が変わる 邸宅の敷地内

建物内はカーブした半楕円形で心地よい

常設室には絶妙なサイズの大きな窓に木々の影が映り込む

それすら作品に見える

まっすぐ進む展示室への途中に2階への階段があるが

その下にも作品が

階段の作りもモダンでインスタ映え間違いなしだが

写真撮影はダメなはず?

2階へ進んだら常設展示をお忘れなく

特にわたしのおすすめは 奈良さんの展示

一見スタッフ用の扉かと勘違いするので要注意

1階に戻り

展示室が心地よいカーブに沿ってある

奥に建物からはみ出した空間が ここは食事をする場所だったそう

昔は海を眺めることができたらしい

お庭素敵です

増築されたカフェ部分「カフェ ダール」が廊下からチラチラ見える

中庭眺めながら食事ができる 中庭にも複数の作品がある

建物だけを見るだけでも価値がある原美術館

2020年に閉館するなんて・・

ソフィ カルー限局性激痛 ネタバレ少しあり

フランス人であるソフィ カル自身が日本へ留学することから作品が始まる

第一部が1階の展示室 フランスから日本へ留学し 帰国するまでのカウントダウンがはじまる

カウントダウンには全て写真もしくは手紙があり(公式インスタに投稿されていたりする)

展示を見初めてすぐ長文を読まなければいけないので待機列ができる

本当に長い

すべてカウントダウンの印が押されている

謎エピソードも多数あるし 外国の感覚的なところもある

外国人の人からみた日本がみれたりして面白い

このときは何が起こるか全く予測不可能

綺麗な写真だなー 長い文章だなー って感じ

 

第二部が2階の展示室 帰国後のできごと

本人に起こったことが 写真となんと布に刺繍文字で再現されている

これは日本で作ったものだとか

そして本人の出来事と交互に 他者のエピソードが写真とともに綴られている

それが最後まで続く

このことを知らないと全てソフィカルに起きたことなのでは?と思っている人もいるようだ

実際に「これはいつ起きたんだろ?どこかに書いてあった?」と混乱している人を見た

本人の出来事は 写真が全て同一なのでそこで判断すると良いかも

注目してほしいのは 布の色と文字の色

 

ソフィ カルについて

現在原美術館での展示と同時に 他2つの個展が開かれています

ソフィ・カル「My mother, my cat, my father, in that order」

会期  2019年2月2日-3月10日

場所  ギャラリーペロタン東京(六本木)

住所  東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F

開館  火-金曜 11:00-19:00

お休  月曜・日曜・祝祭日

入場料 無料

Official HP

ソフィ・カル 「Parce Que」

会期  2019年2月2日-3月5日

場所  ギャラリー小柳

住所  東京都中央区銀座1−7−5 小柳ビル9階

開館  火-金曜 11:00-19:00

お休  月曜・日曜・祝祭日

Official HP

上記2つの個展は 会期中に行き報告します!

 

また2月3日から9日の毎日深夜0から1時に

渋谷スクランブル交差点の該当ビジョンで「海を見る」が上映されたようです

この時間は外へ出れないためわたしはみれませんでした

 

Apple MusicでSophie Calleのアルバム

2018年12月11日に公開されていました

 

美術手帖にソフィカルへのインタビュー記事がありました

展示風景の写真もあります ご参考に

現代美術の面白さ

ソフィ カルの展示についてわたしの感想は会期が終わったら書きたいな

わたしが現代美術がとても好きだと気づいたのは

ちょうど1年前 金沢21世紀美術館でみた

Janet Cardiff and George Bures Miller

この件については後から間違いなく熱い投稿をしますね!!!

何せ金沢滞在を1泊伸ばし、3日連続で見に行ったものですから

わたしは全然美術に関して知識がないし 芸術家の名前なんかもほとんど知らない

有名な作品を観ても 「すごいんだな」 「色が綺麗だな」くらいにしか思えない(本音)

けど現代美術はすごいパワーを持っている!

知らずに行ってそこで体験することって毎回衝撃的なんです

その瞬間しか味わえない

本を読んでその世界観に入り込むことに近いのかな

もしくは

宇宙人にさらわれて他の誰も体験したことのないことをしてきた人 になれる

観ているとき 観終わったときの余韻がじわじわ続く

今回のソフィ カルもそう

想像なんか全くできない

帰り道強い余韻を味わった

現代美術って本人が体験しないと絶対わからない

言葉で伝えたって無理無理

だから残り1ヶ月と少しのこの展示に是非足を運んでほしいです

 

 

SOPHIE CALLE EXQUISITE PAIN from the Hara Museum Collection

「ソフィ カル ─ 限局性激痛」原美術館コレクションより

 

会期 2019年1月5日-3月28日

主催 原美術館

住所 東京都品川区北品川4-7-25

開館 11:00-17:00(水曜のみ20:00まで開館)

お休 月曜日(2月11日は開館)

Official HP  instagram

 


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